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百草園薬局

女性のからだと漢方~冷え・生理痛・生理不順~

更新日:4月15日

山形もようやく春らしい気候の日々となりました

今回は「女性のからだと漢方」について投稿します

 女性の身体は漢方の世界では、7年おきに変わるとされ、初潮・出産・閉経などを契機に  ホルモンバランスが変わり、その時に体調を崩したり体質が変わるとされております

実際、初潮や出産を契機に体質が変わり、アトピー性皮膚炎や病気が治ったりすることも良くあります。しかし、逆にその時期を契機に体調を崩される方もおり、当薬局に漢方相談に見えられる方も多いです

 漢方の世界では、人間の体は「気」「血」「水」と呼ばれる3つのバランスの調和で成り立っていると言われております。簡単に申しますと、「気」は生命活動を営むエネルギー「血」は血液、「水」は血液以外の体液を示します

 女性は特にこの中でも月経などで特に「血」が不足しがちであり、不足すると貧血・ホルモンバランスの乱れ・冷え性・生理痛・生理不順などの婦人疾患、不妊症やニキビなどの皮膚のトラブルなどにもつながります

これらの疾患には「血」を増やす生薬の入った・四物湯(しもつとう)・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・温経湯(うんけいとう)・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)などの漢方薬を使います

 また「血」が体のすみずみまで流れないと「瘀血(おけつ)」と呼ばれる古い血がたまり血の停滞を起こし、いわゆる「血の道症」と呼ばれる更年期障害や、子宮内膜症・子宮筋腫・精神疾患などを引き起こします。このような時には滞った血液の流れを良くする、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・加味逍遥散(かみしょうようさん)・当店で取り扱いの駆瘀血丸(くおけつがん)・桃核承気丸(とうがくじょうきがん)などを体質によって使い分けて改善させます


漢方薬は、同じ病気でも体質や病状、時期により出す薬が人によって違います。また養生(ようじょう)とよばれる普段の生活での心がけ、食生活などで病気にならない体作りも非常に大切な事です


山形の漢方は百草園薬局へ!


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